『Javaクイックス』というツールを使って、ホームページに陣取りゲームを設置してみました。
Javaアプレットのゲームで、2000年代頃の個人ホームページで流行っていたらしいです。
当時のJavaのまま再生したかったものの、CheerpJを介すると重すぎたので、HTML5で再現しました。

ゲームページはこちら↓
現代でも『設置してみたい!』という方の参考になるかは分かりませんが、方法などを書き残しておきます。
前回のJavaゲーム設置検証はこちら↓
Flashブロック崩しを設置してみた記事はこちら↓
個人サイトのアクセサリ文化
背景情報
2000年代の個人イラストサイト(CGサイトとも呼ばれていた)では、絵を表示するちょっとしたギミックとしてこの『Javaクイックス』や、『Flashブロック崩し』などが流行っていたようです。ツールが無料配布されており、2枚の画像を用意すれば設置できる手軽さが魅力だったようです。
どの程度流行っていたのか具体的なことは分かりませんが、現代SNSで個人ホームページの陣取りゲームを懐かしがる声を複数確認できることから、認知度はそれなりに高かったと推測できます。
その後PixivやSNSの台頭により個人ホームページ文化が廃れ、更にJavaアプレットの脆弱性が問題となり、2015年ごろにはほとんどのJava製サイトアクセサリは姿を消してしまったようです。
軽く検索した範囲では、現在動いている個人サイトのJavaクイックス製のゲームは見つけられませんでした。
似非クイックス
当初はこちらの似非クイックスというツールで検証を始めていました。

無事に再生できました。しかし私が想定していたツールは、おぼろげながら敵キャラクターの画像を設定できた気がしました。
また、短縮URLのサービスが終了していて、配布元のサイトへはたどり着けませんでした。WebArchiveが補完(?)したURLを確認したところ三国志のファンサイトに繋がったので合っているのか分かりませんでした。短縮URLは悪。
結局、探していたのは『Javaクイックス』という別ツールだったことが分かりました。
JAVAクイックス
ダウンロード
GitHubからツール本体をダウンロード。
index.htmlにCheerpJを読み込む記述を足し、LiveServerで再生。CheerpJの記述方法はこちら↓

ページは文字化けしていますがゲーム部分は無事です。再生できました。やったー。
しかしかなり重いです。音も5秒以上遅延していました。
CheerpJを介して再生しているので、当時の再生環境よりずっと重くなってしまっているようです。元々CheerpJはゲーム用のツールではないそうなので仕方ないのかも。
先程の『似非クイックス』では切り取り範囲がマス目単位なので軽量だったものの、こちらはピクセル単位で処理しているのでその分重くなった可能性があるようです。それ以上詳しい検証はしていません。
HTML5で作り直す
配布ページによると改造・修正は自由とのこと。感謝そして感謝。基本仕様はそのままにHTML5で作り直しました。
残機を1から5に増量。自機が自分の軌跡で移動不可にならないよう、後退できるようにしました。
Blenderで作った画像差分を640×480サイズで整えアップロード。

完全再現ではありませんが、ほぼ当時の操作感でプレイできるようになったのでは。遊んでみると結構難しいです。デカすぎる敵キャラクターを作ってもよかったかも。豪快な爆発音が好き。
所感
CheerpJでのテスト中になぜか敵キャラクターが停止してしまうイージーモード展開がありました。敵グラフィックの読み込みが不安定だと敵が動かなくなるようです。今回そこまでの挙動は再現していませんが、そうした挙動も懐かしい人には懐かしいのかも。
今回のツールはGitHubとVectorのダウンロードサイトにあったおかげで現代でも入手が可能でしたが、個人サイトの閉鎖で失われたツールも多いのでは。
AIにモデリングを任せられるようになった現在では、手作りでIsometric roomを作る機会はこれが最後かもしれません。Youtubeにある大量のIsometric Roomのチュートリアル動画も、文化として紹介される日が来るのかも。なぜあんなに大量の解説動画があるのか私には分かりませんが、勉強になりました。

おわりに
Flashブロック崩しといいJava陣取りゲームの再現といいこのサイトはどこへ向かっているのでしょう……。
これで万が一個人サイト復権の流れが来ても安心です。今回はあまり気軽に設置できる形ではありませんでしたが、もし興味があれば個人サイトに設置してみては。





















