Unityとも連携できる3Dアニメーションツール:iClone8を初めて使ってみた感想です。Unity使用者目線。
CharacterCreator5(CC5)でのキャラクター制作が結構良かったので、セットみたいな扱いのiCloneが少し気になっていました。
ある程度の使い方はわかったものの、単体ではなく別途プラグインなどを使うことが前提のソフトだと感じました。試用版が1か月分あるので、気になる方は試してみては。
作ったもの
撮影期間は2週間程度で、2分程度の動画が完成しました。ゲーム内映像として公開しています。

CC5で作ったキャラクターをiCloneで動かし、ワンカットずつ撮影して編集しました。Unity連携はせず、iClone単体の機能を使っています。キャラクターアニメーションはほぼ自作しました。
使用感

今回は撮影を含めiClone上で完結しましたが、本来はiCloneはアニメーション作りとその確認に留めて、UnityやBlenderなど慣れているツールに持っていくのが標準的な使い方なのでは。そのあたりは用途次第です。
今回のような小規模な制作ならCC5からパイプラインで直接キャラクターを持ってきてUnity上でアニメーションさせれば十分だったかも。モーションキャプチャーやストアの様々なアセットを使うことが前提のツールだと思いました。
良かったところ
- アニメーション作りが直感的
- UnityのVeryAnimationより簡単
- タイムラインですぐに動きを確認できる
- カメラや物体のアニメーションが楽
- CC5キャラのリップシンクや表情変化がつけやすい
- まばたきの設定も簡単
- 照明の種類が豊富
- Terrainやパーティクルもある
- 動作が割と軽い
- 書き出しが楽
合わなかったところ
- 習得までに時間がかかる
- いまだにタイムラインの仕様がやや謎
- 日本語非対応
- ソフトやプラグインが趣味の個人開発にはやや高め
- 本体の定価は599ドル
- モーションキャプチャーや小型スタジオが前提な部分がある
- オーバースペック気味

Unity連携
無料のパイプラインにより、キャラクターやアニメーションをUnityに持っていくことが出来ます。今回の動画作りではUnityは使っていませんが、どのように連携できるのか試してみました。
バタ足のシーンのキャラ2体とBoxを送ってみました。

連携はスムーズにできました。
自動でタイムラインが生成され、各種アニメーション(バタ足と板の移動)は問題なく再生できました。バタ足のループとキャラの移動は本来別々でしたが、1本の長いアニメーションクリップになっていました。ゲームビューでそのまま動かせそうです。
表情アニメーション
歩行などの汎用Humanoidアニメーションはともかく、Unityで大量のブレンドシェイプキー(表情)を手作業で編集するのは大変です。iCloneでは便利な表情タブがあったので比較的楽でした。

課金?
一番楽で高クオリティーなのは、販売されているCCキャラ向けの表情アニメーションを使うことなのでは。定価99ドル……。
「使いこなすには2000ドル必要」の噂が真実味を帯びてきました。課金が必要というより、機能を制限した基本ソフトが割安で売られているという感覚のほうが近いのかもしれません。
しかし今はまだ自分で試行錯誤したい段階でもあります。なんでも金で解決するのはインディー精神に悖ります。円安ですし。
今回の制作では、表情を含めアニメーションをほぼ自作したおかげで味のある仕上がりになりました。フェイスキャプチャーなど別のアプローチもあるので、気が向いたら挑戦するかも。
撮影の余談
私の場合はUnityのほうが使い慣れていますが、撮影ツールとしても十分使えました。
飛行機の内装のちょうどいいモデルが見つけられず、iClone上でシェイプを組み立てました。これはこれで楽しかったです。

ありがたいことにいくつかの実況動画を確認しています。分かりにくいかと思っていたジョーズのオマージュも一部の方々に理解されているようでよかったです。
おわりに
フェイスキャプチャーなどのプラグインを揃えればかなり強力なのでは。無理に使うほどではないものの、CC製のキャラクターを動かすなら検討したほうがいいかも。
人間キャラのクオリティの上げ方は分かりましたが、サメなどの動きは自分でアニメーションキーを打つことになるし、もっと基礎的な撮影のあれこれを学んだほうが全体の仕上がりには直結するかもしれません。そもそもゲーム部分がおまけのような扱いでいいのか……。色々な学び……。
ゲーム制作の振り返りはこちら。






















