2023年5月25日

クリエイターとして刺激を受けた、あるいは活動に活かせそうと思った素晴らしいサメ映画を3つ紹介します。

BAD CGI SHARKシャークラブウィジャシャークです。個人的な選択なので異論は認めます。

ネタバレには配慮しているつもりですが、何も知らない状態で視聴したほうが絶対楽しいので、未視聴の方は是非!

BAD CGI SHARKS(電脳鮫)

(画像はUnityで作りました)

クリエイターが主人公の映画なので感情移入しやすく、コメディ調で親しみやすいです。サメ映画のお約束を丁寧に解説してくれるので、初心者にもおすすめです。本当は全人類におすすめです。一部流血シーンや下品な表現があるものの、そこまで露骨ではないので安心して見られます。

創作活動中の葛藤や、クリエイターへの熱いメッセージなど、この作品の素晴らしさは枚挙にいとまがありません。

私もゲームや作品を公開する際にはこの作品の言葉を胸に「誰かの勇気になったらいいな」と思っています。私にとって★10の作品です。

Unityの勉強を兼ねて真似してみていたら公式に捕捉されてしまった! 𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬……!

(実は横着して軸が1本足りないです。もっと丁寧に作るんだった!)

 


シャークラブ(KANIZAME)

カニとサメの融合体と思いきや、作品単位での融合体です。基本的にはポリスアクションで、グロテスクなシーンはほとんどなく視聴しやすいです。ベッドシーンがあるので子供には難しいかもしれません。内容的には大人でも理解するのは難しいと思います。私は何度か視聴してやっと少し理解できました。「作品単位での融合体」というのは、この作品がコロナの影響で撮影を一旦断念したらしいという背景に起因します。

2つの作品から1つの作品を作るというやり方は、創作活動に役立つと思います。ゲーム制作に限らず、創作活動では完成せずに放置(エターナル化)するプロジェクトが生じてしまいます。未完成作品をニコイチすることで完成させる、そんな可能性を感じさせてくれる素晴らしい映画だと思いました。

主人公のヒゲの有無や、モノローグの多用が混乱を招きます。注意深く視聴すればそれらは作中でフォローされていて、ストーリーがそれほど破綻していないのが分かると思います。私の中でシャーケンシュタインに次ぐマークポロニア監督作品です。

 


ウィジャシャーク 霊界サメ大戦

どんな作品でも1カ所だけ強力に光り輝く部分があれば良いと教えてくれる不思議な映画です。ホラー映画のようなタイトルですが、多くに人にとってはホラーではないのではと思います。

1カ所だけ流血シーンがあるので注意が必要です。

制作陣の努力が垣間見え、創作の刺激になると思います。注意深く視聴しなくても大丈夫なので、作業しながら、まさに創作活動をしながらでも楽しめます。私は倍速視聴には否定的なスタンスなのですが、この映画に関しては特に何も言うことはありません。

ウィジャシャークは見なくてもいいからウィジャシャーク2を見てください。この2作品は方向性がかなり異なります。2では前回までのあらすじを説明してくれるので安心です。

 

(画像はUnityで作りました)

おわりに

紹介した作品に限らず、サメ映画からクリエイターが学ぶことは多いと思います。どれだけ少ない画作りで尺を伸ばすか、予算が限られている中でどう表現するかなど、創意工夫に満ち溢れています。

図らずも敬愛するコンマビジョンさんの配給作品のみになってしまったのでリンクを張っておきます。

 

「私は、何も学ぶべきものがない人に会ったことはない」はガリレオ・ガリレイの名言らしいですが、サメ映画もそうです。何か一つは学ぶことができます。創作活動には大きな刺激になります。

まあサメ映画で学ぶくらいならもっと良質な作品を視聴したほうが良いと思います。

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