2025年7月から8月にかけて、第二回東京国際サメ映画祭が池袋Humaxで開催中です。

7/11-7/12の2日間は、『ジュラシック・シャーク4』、『サメナプトラ』、『クラウンシャーク』の各回上映後に、ポロニア監督本人が登壇するというとんでもなくアツい日程でした。

監督作品としては、日本では『シャーケンシュタイン』や『シャーキュラ』が特に知名度が高いかと思います。サメに限らず、いわゆる低予算映画を大量に発表されています。ご本人も出演されています。

以下は軽いレポです。映画やトークの内容については色々な有志の方が書いているので、ここでは感想ベースでつらつら書きます。感動サメやらぬ……。

登壇中は撮影OK。ポロニア監督(左)とワイルドアイのロブ社長。ノリノリ!

ジュラシック・シャーク4

生成AIを取り入れた新しい試みで、一部の映像のクオリティが格段に上がっていました。一部「?」な崩れている部分もありましたがそれすら味です。新しい挑戦をし続ける姿勢に感服です。

シンプルな英語が多く、ちょっと曖昧ですがNothing can go wrong.はこうやって訳すのか~とか色々感心していました。池袋Humaxの大きいスクリーンで、ニュース記事のjpgの圧縮具合まではっきり見えて大興奮でした。やはり本物に触れることは大事ですね。

そしてお待ちかねのポロニア監督登壇! ワイルドアイのロブ社長とスタッフ(お友達)は自費で来日したとのこと。

会場は大盛りあがりで、トークでは貴重な知見が得られました。フォトセッションまであり、ファンが喜ぶことを全部やってくれます。感激。撮った写真はSNS等にあげて良いとのことで、Xなどで検索するとたくさんの写真が出てきます。

そして意外だったエクソシスト・シャークとの繋がり……。

熱狂のうちに1回目が終わりました。トータル2時間とは思えないほど濃い時間でした。

Tokyo-Same-Films-Fes

クラファンTシャツとワイルドアイTシャツ。素敵。

サメナプトラ

サーメン……🤔

エジプトを舞台に壮大な冒険が展開されました。特に戦闘シーンが面白かったです。この映画を個人で買うのはなかなか勇気がいったと思いますし、とても感謝しています。

事前情報で「ウィジャ3に通ずるところがある」と聞いたので勝手に「エジプトだしワニの神が出るかも?」と思っていたのですがまあそんなこともなく。想像の遥か上を行っていました。

音楽がすごくよかったのと、幻想的な演出が面白かったです。ふと気になったのですが、ポロニア監督がものの数日で映画を作ってしまうことを考えると、それに付随して劇伴やその他の納期もとても速いのでは。

監督登壇では、撮影秘話など全部教えてくれて楽しいセッションでした。昨日と同じくワイルドアイのお二人も一緒です。観光を楽しんでいただいたようでなにより。低予算での制作の工夫はとても勉強になりました。

フィギュアの出来がすごく良くて、買えた人が羨ましいです。

クラウンシャーク

サブタイトルは『帰ってきた”それ”』。タイトルの時点で最高です。”それ”とは……。

共同監督のジェフ・カーケンドールさんからのありがたいビデオメッセージ……。シャーケンシュタインの博士のイメージでしたが、ビデオメッセージでは思慮深い方なのだとわかりました。ポロニアブラザーズの同じ役者さんなのに、作品によってはそれを見抜けなかったりするので、やっぱり映画俳優さんはすごいな~と思いました(今になってシャーキュラの人じゃん!と気付きました)。しかも俳優だけでなく監督兼任は多才すぎる。カメオ出演の域を超えています。

内容は結構がっつりホラーでした(個人比)。精神攻撃が特に厄介で、一体どうやって倒すのかハラハラしながら見守っていました。面白かったです。

勢いで作ってしまった好きなシーンの雑コラ。ちょっとネタバレかなと反省しています。

前日から連続3本目のサメ映画だったので、「サメが湖に出るわけない」という展開は逆に新鮮でした。

ハイタッチ

クラウンシャーク後のゲスト登壇では監督がなんと客席を周ってハイタッチしてくれるという神ファンサがありました。通路側に座っていたおかげで私もなんとハイタッチしていただけました!!!! 感激!!!! (しかもその後カメラの関係でもう半周するという神展開)

もう一生この手を洗いたくない。

運良く通路側だったおかげで機会に恵まれました。会場に来られなかった全国のファンや内側の座席だった方々の分も、この幸運を噛み締め、襟を正して生きていきたいと思います。

イベント後、感動してハイタッチした自分の手の写真を撮りました。SNSで手の写真をアップしている方もいて、同じ考えで笑いました。それほど感動のファンサでした。

その後のトークはハイタッチにより放心状態だったため記憶が曖昧です。

夢は必ず叶うとのこと。月並みな言葉ですが、尊敬する人が言うと重みが違います。

その他所感

ポロニア監督だったら7時間で映画作れる

衝撃でした。編集時間もそんなにかかっていないと思います。ジュラシック・シャーク4も5日程度だそうで、ただただ驚きです。経験に裏打ちされた制作ペースとはいえ常人の理解を超えています。

どうりで監督映画を結構なペースで見ていても、まだまだポロニア作品がある! なんなら増えている! という状態に陥るわけです。

ペンシルバニアのサメ映画製造マシーンという二つ名は伊達ではないなと思いました。誰が言い出したのかは存じませんが……。

マトリックス風ラーメンシャーク
自作のゲームで作ったサメ画像

私もしばしば短期間のゲーム制作による自己研鑽をしていて、ときにはポロニア監督を意識(?)して大急ぎで作っていることがあります。しかし本物はそれを軽々超えていきました。そしてやはり、ここまでの経験があるからこそ、このペースが維持できるのだと今回のトークの中で分かりました。私のような未熟者は、まず基本的な技術習得やインプットなどから地道に進めたほうがよいでしょう。没アイディアはあるのか?との問への回答も胸に刺さりました。サメの生態については詳しくないというようなお話でしたが、ご謙遜な部分もあるのでは。未熟ながらクリエイターとしてもポロニア監督を尊敬しているので、トークセッションはとても有意義なものでした。

いつものボート

ポロニア監督に憧れて、去年ボート免許を取得しました。あのボートは監督のものなのか私も気になっていたので質問して下さってよかったです。答えは少し濁されていて真相は闇の中です。

免許取得の影響により、ジュラシャ4で、4箇所がロープで繋がれていて完全に係留中なのに主人公らがボートを発進させるという撮影の矛盾に気づけました。それよりも色々なツッコミどころはありますが。

ツーショット撮影やサイン

抽選でツーショット撮影権やサインがもらえる募集があった……ということを抽選終了後に知りました。しばらくSNSを離れていたせいもあり気付けませんでした。敗者。漏れ聞くところによればハートマーク作ってもらったりとやりたい放題だったようで、ちょっと嫉妬していました。映画館で同じ空間にいられるだけで僥倖とはいえ!!

全て監督とのハイタッチにより浄化されました。感謝そして感謝。

開催に感謝

東京国際サメ映画祭のすごいところとして、チケット料が登壇込み2000円で破格なことが挙げられます。池袋Humaxの一般料金がそれとはいえ、とても安いです。グッズも良心的な価格で、本当に大丈夫なのかと思うほど。クラファンのおかげというか運営さんたちの努力の賜物なのでは。まず企画していただけたことがありがたいです。

クラファンで命名・配慮してくださった方や、その他の支援者の方にも感謝です。(私も微力ながらクラファンに参加したのですが、支援者一覧に名前が載るのはやや恥ずかしかったかな~と思っています……。)

運営さんたちがちょっとやりすぎなくらい精力的で、彼ら自身が一番のファンでもあるので、今後のイベントもすごく期待できると思います。サメ映画学会は毎年勢力を拡大しているようですごいですね。ポロニア監督自身もサメ映画をこの数年で大量に作っているので、サメ映画市場自体が拡大しているのかも。

サメ映画祭の中でも特に輝かしい2日間だったと思います。感謝そして感謝。

2025/07/11 池袋Humax

道行く人達も写真を撮っていました。これはインパクト大でした。監督とロブ社長のサイン入りです。なおこのポスターのサメは出ないという……。

おわりに

まだまだ映画祭は続くので、興味がある方はぜひ参加してみては。サメ映画初見でもなんとかなると思います。

ポロニア監督はサメ映画に限らず大量の作品を発表しています。個人的には『シャーケンシュタイン』と『シャークラブ』がおすすめです。感想は#markpoloniaで呟くと監督に届くかもしれません。今回上映された映画が今後スクリーンで見られるかは未知数ですが、そのうちアマプラなどで配信してくださると思うので気長に待ちましょう。

夢のような時間でした。素晴らしいイベントと関係者の皆サメに感謝。

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