WWAの薄い本こと「WWAの冒険書」を読んだ感想と思い出の話です。
まずWWAが何か分からないという方もいらっしゃるかもしれません。25年以上の歴史がある無料のゲーム制作ツールで、今まで数々の作品が生み出されてきました。懐かしさを覚える方も多いのでは。そのWWAの20周年記念の同人誌をやっと入手した話です。
2016年の冬コミで買い逃してしまったのですが、最近DLsiteで購入できることを知りやっと読むことが出来ました。コミケの数か月後にはダウンロード販売が始まっていたのに、それに気づかず……。
僥倖でした。以降はずっと万物に感謝の気分です。
感謝の気持ちで出来た素材
嬉しくてクラシック曲「中央アジアの草原にて」のアレンジを作ってみました。(原曲はパブリックドメインです)
PLiCyでBGMの素材登録をしました。本当はWWAのゲームを投稿したかったのですが、完成させる自信がないので曲だけでも……。愛を伝えたい……。
WWAのBGMって何の曲? 素材? と以前から気になっていたので、それを知れただけでもこの薄い本を読んだ価値は十二分にありました。しかも草原のテーマとダンジョンのテーマが同じ曲から作られているとは! 大興奮でした。
このBGMは個人的にWWAよりキャラバン(ネットワークRPG)のほうが印象深いです。キャラバンではやたらと回復薬を積んでヒーラー気取ったり、アバターで遊んだりしていたような……。詳しくは覚えていませんが、楽しかった記憶だけはあります。
昨今はWWAやキャラバンの話をするとインターネット老人会呼ばわりされるそうですが、そこまで古くないかと! 特にWWAは今も新作が出ています!!!
WWAとの出会いと現在まで
WWAに出会ったのはFlash黄金期より前でしょうか。記憶が曖昧ですが、「ゲーム作成」などの検索ワードからWWAを知ったのだと思います。WWAのジャンプゲートでわくわくしていたような……。結局私がWWAで完成させられたのは家族へのプレゼント用のゲームだけでした。古のオタクなので私もメモ帳タグ打ちの個人ホームページを持っていたのですが、なかなかゲームは完成させられず……。
ゲーム作りは断続的ながらも続けており、そのおかげでPLiCyをみつける→WWAの新作をみつける→そういえば6年前の同人誌……→DL版あるじゃん! 大勝利! という軌跡をたどることが出来ました。WWAのSwitch向けゲームが出たという話は聞いていたのですが、続編まで出ているとは……。
現在のWWAと懐古
今は投稿サイトがあるので便利ですが、当時は個人ホームページが主流でした。無料のレンタルサーバーが多く、公開のハードルはそこまで高くなかったです。WWA界隈への最大の打撃は、無料レンタルサーバーの相次ぐサービス終了だったのかなと思います。WWA phoenixの登場で、昔のWWAが遊べるようになったのですが、リンク切れではどうしようもありません……。
将来的にはゲームを含むネットのコンテンツは全てウェブアーカイブで閲覧できるようになるかもしれませんが、過去に失われたコンテンツはどうしようもないでしょう……。
薄い本の感想
当時の冬コミでは、サークルに到着したときには売り切れていたんですよね……。再販があるというアナウンスを聞いていたのに、入手まで6年かかってしまいました。
限界オタクなので冷静に感想を述べられないので軽く。
- NAOさんとの対談なんて贅沢すぎる……。
- やっぱりレンタルサーバー終了が大きかった……。
- Javaのことは全く分からないけど大変だったんだな……。
- BGMの詳細が分かって良かった……。
- 私はピースピースさんのWWAが好きだった。内容は思い出せないけど……。
- WWAコンテストのことは最近知りました……。
- ありがとうありがとう……。
薄い本と自称しつつ、かなりのボリュームで全然薄くないです。感謝。
キャラバン
この記事を書いている途中に検索で見つけて夢中で遊んでしまった素晴らしいキャラバンのWWAゲーム!!
当時は何も知らずに「商人さん強い! 聖剣買います!」となったのですが今では「商売上手いな~」という気持ちです。当時のことを思い出させていただきありがたいです。初見殺しイベントも懐かしい。火炎の杖で焼き払うのが好きでした。何度もリロードしました……。
最後に
WWAの薄い本買えて良かった!! 最高!!
――万物に感謝。