昨年8月に公開したフリーゲーム『ラーメンライスは大罪』が、第9回PLiCyゲームコンテスト(2023)で入賞しました。カルチャー&アカデミー部門の銅賞でした。
やったー!
この作品は元々、このコンテストに参加するべく制作しました。まさか結果が出せるとは。嬉しい!!
受賞発表は2023年12月23日で、その3週間後には景品が届きました。色々あって記事を書くのに2か月かかりました。
受賞の流れ
PLiCyにゲームを投稿 → フェスに登録 → 数か月の審査期間 → 受賞連絡 → 結果発表
受賞者コメントで「何か面白いこと言わなきゃ!!」みたいな気持ちがあったのですが、1日考えて冷静になり落ち着いた感じのコメントになりました。結構ふざけてらっしゃる方もいらしたので、自由でいいなと思います。
景品
景品がいただけるとのことで、受賞連絡の際に住所入力が必要でした。辞退する方法についても記載があったので、慎ましい方が結構いらっしゃるのかなという印象です。私はゲームコンテストの受賞は初めて(参加自体初めて)なので、ありがたく頂戴することにしました。Amazonギフト券ならメールでいいのでは、と思いつつ色々な理由があるのかもしれません。
というわけで封筒が届きました。浮田建設さんから……!
PLiCyの運営会社が建設業なのは以前から知っていて、ギャップが面白いと思っていました。こうして企業の封筒を見ると実感というか不思議な気分です。消印が本社のある岡山県津山市と思しきところが趣深いです。
このアマギフ3000円はかなり重いです。ゲーム作りに役立てたいと思います! 感謝感謝。
所感
イベント参加
このイベントの存在を知ったのは前回のコンテスト(2022)の結果発表でした。同じゲームイベントに参加している方が何名も入賞されていて、「来年は参加してみたい!」と思ったのがきっかけです。
このコンテストを念頭に制作開始し、締切りギリギリ(8月末)に投稿できました。公開当初は全然自信がなく、宣伝ツイートもろくに出来ずにいました。その後、Twitter(X)の感想やミニ実況を見て少しずつ自信を取り戻していきました。
受賞
審査員さんやスタッフさんには頭が上がりません。1000作品ほどの参加作品がある中、選んでいただき光栄です。私も参加作品をいくつか遊びましたが、クリアまで数時間、数十時間かかる力作や、理不尽にも思える難易度のゲームをいくつか確認しています。これらを全て遊び、評価するのは相当大変です。
今作『ラーメンライスは大罪』はPLiCyにしか投稿していませんが、他の方の参加作品を見るに、ノベコレやunityroomなどにも投稿している方が多い印象です。PLiCyは様々なゲームエンジンに対応していて、更にはゲーム制作ツールを提供しているのでこんなに賑やかなのかもしれません。イベント参加の門戸が広く、初心者でも参加できてありがたいです。
アカデミー部門は今回新設され、審査方法に新たな基準が設けられたとのこと。スタッフさんのコメントにもあったように、今作は、部門にしては専門的な要素が薄かったかなと思います。エンタメ要素が強く、専門的な知識よりきっかけ作り重視?なのでその評価は妥当だと思います。また、この部門だけ銅賞が3作品もあり、3作品目に位置しているのが今作です。ギリギリの受賞……? 審査の過程で、サメ映画のレビューなどでたまに見かける★1派と★5派の対立があったのかもしれません……。だったらいいな……。精進します……!
今作について
受賞前に実況プレイ動画を複数件確認していて、本当に驚きました。男子大学生はなぜストーリーにラーメンを上げるのか。その後、全エンド回収実況する猛者を確認。5エンドもあるのにエンディングコンプリートして下さった方には本当に感謝しています。イベントリストを作っておいて良かったです。1エンドでも見てもらえれば満足なのにありがたすぎる。
以下、エンディング2のネタバレを含みます。PLiCyの子どもたち(?)に、フカヒレは刺激が強すぎたかなと思っています。あのサメたちは魔法生物のようなものなので死という概念はおそらくないものの、作中で生き物がひどい目にあう描写はショッキングだったかなと少し反省しています。しかしフカヒレを食べる上で避けては通れない問題であり、厳格なヴィーガンでなければ我々も業を背負わなければならないのでは……という気持ちです……。普段はそういった問題を示唆する要素を極力排し、何も考えずに楽しめるゲーム作りを理想としています。今作はその点でも教育を意識した作りになっていたのだと思います。サメは教育。色々な反省と学び。
といいつつこのエンディングは案外辿り着きづらいようで、エンディング回収目的で遊ばなければ何のことか分かりません。そもそも(私の)サーバーの状態によっては視聴できなかったりします。私としては一番気合を入れた部分ですが、これくらいの扱いがいいのかもしれません。
作った当時の所感・反省はこちらのページにまとめています↓
おわりに
ゲームコンテストに初めて参加し、入賞するというとても嬉しい経験をさせていただきました。
プレイして下さった皆様、審査員の皆様、浮田建設さんありがとうございました!