ゲームプラットフォーム・Steamでのちょっとした小ネタとその実践、所感などです。
書いたレビューが100件になったので、その区切りとしてSteamを使って感じたあれこれを書き残しておきます。プレイヤー目線です。

目次
ゲーム関連
バンドルで買う
場合によってはバンドルのほうが安いので、ウィッシュリストから直接買う前にストアページを確認するといいです。バンドル購入は新しい出会いもあるのでおすすめです。

たまにセールをしないポリシーのゲームもあるので、好きなときに買えばいいのでは。
「近日登場」はいつなのか
発売日が明記されているゲームはいいものの、近日登場のまま何年も放置されているように見えるゲームがいくつもあります。一部の噂によると「Steamページが削除されていなければ望みがある」とのことですが真偽は不明です……。
また、発売日が延期になるのは全体的によくあることのようです。私の観測範囲だけでも発売延期発表をしたクリエイターの方が何人もいらっしゃいます。予定通り公開した人のほうが少ないかも。以前は大きなトラブルがあったのかと心配していましたが、制作スケジュールの見通しの甘さが主な原因だと分かったので、心配せず気長に待つのが正解のようです。
しかしさすがに7年間も続報がない海外ゲームは諦めたほうがいいかもしれません……。

ページが削除されているゲームもいくつかありました。URLからIDをたどるとゲームページらしきものが残っていたものの、結局販売はされていませんでした。規制の関係でストアから削除されたゲームが話題となっていましたが、それとは無関係で開発者のモチベーションの問題のようです……。
積みゲーの可視化
未プレイのゲームを動的コレクションでまとめることで、積みゲーを可視化できます。
現行のUIでは、ライブラリ > コレクション > 新しいコレクションを作成 で適当な名前をつけて動的コレクションを作成、未プレイにチェックを入れます。
最近気づいてちょっと感動した機能でした。今まで動的コレクションはVRゲームのまとめにしか使っていませんでしたが、かなり便利です。

日本語対応していないゲームを遊ぶ
翻訳ツール・PCOTが便利です! 無料! Steamのゲームだけでなくブラウザゲームなどにも利用できます。このツールのおかげで英語圏のゲームジャムにも参加できたので感謝しかないです。AIのおかげで更に使いやすく進化しています。

また、Unity製のゲームならXUnity Auto Translatorというツールが使えるようです。
プロフィール関連
実績とプロフィール機能制限
Steamには実績機能があり、ゲームの進捗に応じて実績が解除されていきます。ゲームを楽しむための一要素ですが、プロフィールでアピールすることができます。
一部のゲームはプロフィール機能制限があり、プロフィールで誇示できないようになっています。データ収集が終われば解除されるかも。具体的な基準は不明です。実績が過剰に水増しされた低品質なゲームが出回った影響もあり、制限が導入されたという流れのようです。迷惑な話です。多くの人は真面目に作っているのに!
私も実績機能はないよりあったほうがいいと思う派です。実績水増しゲームは、実績の価値が疑わしくなるので忌避すべきと感じます。

Steamレベル
レベルを上げると、フレンド上限やプロフィールの装飾を増やせるなどの恩恵があります。しかしそれだけです……。ブースターパック入手の確率も上がるそうですが、レベルが上がるほど必要なXPが増えるので、焼け石に水な気がします。
レベル90時点でフレンド枠は700人分ありました。常にマルチプレイをしたりコミュニティで楽しむためにフレンド枠は多いに越したことはなさそうです。私はマルチプレイしませんが。
後述の利用総額を見るに、Steamレベル90までのレベリングに15000円ほどかかっていたようです。カードの単価はかなりばらつきがあり変動するので参考までに……。以前は1枚2円程度だったのに、ここ数年で10倍ほどインフレしている気がします。後悔はしていませんが反省しています。
Steam利用総額
以前ちょっと話題になっていた、Steam利用総額についてです。
現行UIでは、ヘルプ > 購入サポート > アカウント > あなたのSteamアカウントに関連するデータ > 使用された外部のクレジット から確認できます。
TotalSpendを参照してざっくり計算したところ、私のSteamへの出費は年間4万円程度でした。かなり健全な趣味の範囲なのでは。セーフ。昨今の円安を勘案すると本来はもう少し控えめな金額だと思います。
基本的にセールでしか購入していないし、AAAタイトルよりも短くて安価なインディーゲームで遊びがちなのでこんな感じの内訳になったのかなと思います。個人的には思ったより浪費していなくて安心しました。実質ライトユーザー。

レビューのあれこれ
開発者の悲痛な叫び
以前からSteamを利用していましたが、今までレビューを書いたことはありませんでした。しかしここ数年、ゲーム制作の趣味を通じて「レビューは適当でもいいから書いてほしい」というゲーム開発者の叫びを何度か目にし、書いたほうがいいかなと思うようになりました。1件書いたらもう何件書いても同じかなという気分になり、過去に遊んだゲームについても遡って書いてみたりしました。
レビューはあればあるほど良いそうで、特に10件超えると「好評」などの評判が可視化され、50件や500件などの区切りで更に変化があるようです。ゲームキーの配布などを利用したユーザーのレビューはスコアに反映されないようです。レビューの右側の★で反映の有無が確認できます。
知り合いのゲームにレビュー
開発に携わったりはしていないものの、交流がある開発者のゲームは面白そうだと思ったらなるべく買ってレビューするようにしています。レビュー依頼などはされておらず勝手に遊んでいるだけですが、仕込み客のようにならないよう、良い点・悪い点を併記するよう努めています。むしろ厳し目かもしれない。
Steamと名前を統一していないので気づかれないところではありますが、中立性を保とうとする姿勢が大切なのでは。忖度はできませんが応援しています。
レビューその他
プレイヤーのレビュー件数
Steamでは今まで書いたレビュー件数が見られるので、ちょっとしたやりがいがあるかもしれません。しかしそれだけです。最初の1件はSteamのレベル上げに寄与できますが、それ以降の特典はありません。
レビュアーの目に見えるやりがいは参考になった人数やアワードの付与だと思うので、役に立ったレビューは積極的に評価するといいと思います。また、アワードの付与(Steamポイントを少し送れる)は誰が付与したかまでは通知がいかないので、軽率に付けまくっていいと思います。
箇条書きマークアップの仕様?
レビュー本文は見出しや太字など、文字の装飾が出来るようになっています。しかし箇条書きマークアップはストアページで上手く反映されないようです。環境によるのかほとんど仕様なのかは不明です。あまり使わないほうがいいかも。
その他
今まで掴まされたクソゲー
「クソゲー」は蔑称ではなく愛称だと考えています。しかしまともに遊べない・バグが放置されている・クソゲーとしての愛もないようなモノを何度か掴まされたことがあります。Steamには返品制度がありますが、購入後しばらく経ってしまった積みゲーは対象外です。
私も何本か当たってしまったことがあります。判定が緩めですが、100本に1本くらいの感覚でした。いくつかはストアページさえ消えていました。それがゲームの品質によるものか経年によるものかは不明ですが、被害者が出ないようになるのはいいことです。
それらもSteamの楽しみ方のひとつだと思います。
個人的にゲームにあると嬉しい要素
開発者諸氏~~
- フルスクリーン・ウィンドウモード切替
- Alt+Enterで切り替えられないこともないけど不完全
- バックグラウンド動作
- フラッシュ・グリッチ・振動演出の切替
- これがあるとにっこり
- 「リラックスゲームなのにフラッシュ演出で楽しめない」というレビューは割とある
- 赤色の点滅は危険だと義務教育で教えるべき
- 3DゲームのFOV設定はなくてもいい
- どうせ酔う
- 上下のカメラ移動が少ないと比較的遊びやすい
- 歩いてるときにカメラ上下に揺らすのやめて
- 静止中にカメラ揺らすのやめて
- 文字の背景を揺らすのやめて
- 実績要素
- 機能制限されていてもあるとやっぱり嬉しい
- 掲示板のバグ報告公式スレッド
- これがないとレビューに不満を書くことになる可能性
- ゲーム終了メニュー
- たまにないゲームがある
主に安全面やアクセシビリティの話になってしまいました。ゲーム内容については自由でいいと思います。
おすすめゲーム
ここまで書いておいておすすめゲームがないのは良くないかなと思うので、やや隠れたおすすめゲームを少しだけ載せておきます。短時間で遊べます。
素晴らしいバカゲー。やや毒のあるユーモアかもしれない。
個人的に推してるキャラクターシリーズのマージゲーム。
愛を感じるアルゼンチンのインディーゲーム。買い。
おわりに
少し前まではゲームの感想を書くのが億劫だったり、時間をかけて結局書かなかったりしている内向的なゲーマーでした。しかし今では、遊んだゲームをレビューするのはゲーマーの嗜みとまで思うようになりました。ジャムゲームのプレイ記録やSteamのレビュー件数の比率はその表れです。どうしてこうなったのか。極端。
周囲のゲーム開発者さんたちが続々とSteam進出しているし、私もいずれはと思うもののまずゲームを作らなくてはなりません。当然ながら。今回Steamへの課金額が明らかになりましたが、それに比べてUnityは無料で提供されています。すばらしいですね。
私のことはともかく、開発者諸氏は気軽にSteamにゲームを出せばいいと思います。また、プレイヤーは気軽にレビューを書けばいいと思います。よろしくお願いします。