念願だった滋賀県旅行に行ってきました。人生初の滋賀県! 1泊2日の一人旅です。
滋賀県に行くまでの経緯はこちら
琵琶湖一周サイクリング:通称ビワイチをするつもりで何ヶ月も準備をしていましたが、雨により断念しました。降水量1ミリ程度の小雨なら敢行する予定でしたが、1泊2日で両日とも本降りの予報だったため諦めました……。初心者なので安全第一です。
涼しくなったし、日が短くなる前に急いで予約!と焦ったのが裏目に出ました。予約したときは晴れ予報だったんです……。2週間天気予報なんて当てになりませんね……。 旅館もキャンセルしようかと悩みましたが、まだぎりぎり諦めきれず、折角なので行きました。
この2日間、サイクリストさんはお見かけしなかったので、結果としては賢明な判断だったと思います。琵琶湖はそう簡単にはなくならないので、次の機会に臨みたいと思います。
滋賀県輪投げの共同制作者のトナリトさんもピーナッツくんのビワイチ動画を見てくださって「行けたら行く」みたいな感じのことを言っていたのでそちらに勝手に期待……です!
気持ちを切り替えて観光することにしました。屋内で楽しめるスポットということで、以前から気になっていた琵琶湖博物館に行くことにしました。
琵琶湖博物館
非常に見応えがある展示内容で、かなりおすすめです。水族展示室でたくさんの淡水魚が見られます。リニューアル後とのことでかなり洗練されていて、内容もわかりやすかったです。
常設展示で一番衝撃的だったのは琵琶湖の400万年前からの遷移についてです。琵琶湖が世界有数の古代湖だとは聞いていたのですが、400万年???とは??? 今の形になるまでの遷移の展示が分かりやすく、終始圧倒されました。そしてこれからも琵琶湖は形を変えながら存在し続ける――琵琶湖すごい。
このときは南湖の水草についての企画展示がされていて、実際の器具や研究者の考察など、かなり見応えがありました。江戸時代の水草を巡った諍いや、現代の活用方法など、この展示だけで1時間は過ごしていたと思います。
あと謎のホンモロコ推しは一体……? やたらと「美味しい」と書かれていたのですが滋賀県民の総意なのでしょうか? 聞いてみればよかったです。 → 滋賀県のホームページに「おいしい」と書いてあるので滋賀県の総意なのでしょう。
そして初めて知ったマザーレイクのSDGs。
ビワコオオナマズ水槽のクラファン(ふるさと納税型)のギフトはかなり個性的でおすすめです。
救出されたビワコオオナマズも確認できて安心しました。水槽の破損についてまとめられた調査資料が誰でも見られるようになっていて、再発防止に努めていることがひしひしと感じられました。新しい水槽が出来たらまた行ってみたいです。
アザラシとチョウザメのご飯タイムも見ることができました(チョウザメはサメではありません。もちろん)。琵琶湖カレーも食べられました。限定のビワコオオナマズぬいぐるみも買ってしまいました。
素晴らしい展示内容に琵琶湖への愛の重さを感じながら、数ヶ月前にあんなゲームを作ってしまいなんか少し申し訳ない気持ちになるなどしました。まあそのあたりのことは割愛します。
琵琶湖博物館は一人でも楽しめましたが、楽しげなフォトスポットが各所にあるので、基本的には家族連れやグループで訪れると良いのでは。
ネットのレビューで所要時間2時間程度と書いてあり、そのつもりで行ったのですがこれは大きな間違いでした。1日コースです。1日でもちょっと不安で、2日コースが堅いかなと思います。伝わるか分かりませんが、千葉県佐倉の歴史民俗博物館と同等もしくはそれ以上の規模感でした。屋外展示もあるのでなるべく晴れの日に行くといいと思います。涙。日替わりのレクチャーや特別展があるので、近所なら年パス買ってたと思います。2回行けば元が取れる年パスはやばい。
チェックインの関係で全てを見ることは出来ませんでしたが、ビワイチ出来なくて残念だった気分を吹き飛ばしてくれるような充実した時間を過ごせました。
タクシー乗り場はないのでバス移動が基本です。1時間に1本しかないので時間を確認しましょう(戒め)。
琵琶湖
翌朝、旅館の朝食後に浜辺で琵琶湖に触れられました! やったー!!!
本物の琵琶湖!! 本当に波がある!! 本当に対岸が見えない!! 大興奮でした。波音を録音できたのでどこかで使いたいです。
チェックアウト前にもう一度撮りたかったのですが、そのときはまた雨が降ってきてしまいました。
ここから少し歩いたところで、琵琶湖に棒が1本だけ立っている場所がありました。これもうロケ地では。
植物プランクトンの関係で琵琶湖は緑がかって見えるのですね(真面目な感想)。北湖と南湖でも違いがありそうです。
まだ旅行の思い出に浸っている段階なので全てのことは書ききれませんが、本場の飛び出し坊やたちを見れたことや琵琶湖大橋を初めて渡れたことなどなんかもう色々あって楽しかったです。
気づき
滋賀県を旅行するには車が一番楽だと気づきました。ぽこピーの動画を見る中で、車社会なんだな~とは思っていたのですが、今回こうして雨の中歩き回り実感しました。行きたい観光地や人数にもよりますが、レンタカーを検討してもいいかもしれません。最寄り駅から数キロ、バス停すらない観光地が点在しているので、かなり有用です。
自転車のレンタル拠点が多いので、そちらを検討するのもいいと思います。ヘルメットを貸してくれるところもありますが、基本的には持参なので、自転車用の装備を持って来ていたらもっと色々選択肢があったかも(ヘルメットは努力義務ですが、しないのは不安です……)。
琵琶湖のレンタルボートも気になります。せっかくボート免許をとったので……。南湖のほうが波が穏やかでバス釣りが盛んなようです。北湖には琵琶湖内の島や神社が点在していて、上級者向けですがかなり魅力的です。経験を積んで挑戦したいです。
今回は張り切って平日の1泊2日旅行に臨みましたが、ビワイチは土日のほうが良いらしいです。サイクリストさんが多くて安心なのと、大型トラックが少なくなることがメリットなようです。これを知っていれば土日にしていたかも(リサーチ不足)。ただ、平日のため観光地は空いていたし、旅館はほぼ貸し切りだったし、新幹線は自由席でずっと座れたしで良いことも多かったです。全体的に予習不足を感じたものの、諸般の事情により琵琶湖の形状だけは理解していたため事なきを得ました。貴重な経験でした。
おわりに
行く先々で親切にしていただいたり新しい発見があったりと充実した旅行でした。思っていたよりもずっと琵琶湖は広かったです。琵琶湖は滋賀県の6分の1の大きさだということを鑑みると、滋賀県はかなり大きいことが分かります。今更ながら実感しました……。
雨は残念でしたが、結果としては大満足の実りのある旅になりました。ありがとう滋賀県、ありがとうマザーレイク――。