Unityのゲーム画面から各種SNSへの投稿ボタンを作るやり方についてまとめました。ビジュアルスクリプティングでの方法です。

なおSNSの仕様変更により投稿URLが変わる可能性があります。また、環境によって挙動が変わる場合があるので動作確認が必要です。

基本的な方法

Unityのビジュアルスクリプティングでは、ApplicationのOpen URLでURLを開くことが出来ます。ここにSNSへの投稿URLを貼ることで、シェアボタンを作ることが出来ます。

Unity6000のWebGLで↑を実行すると、別タブに遷移して投稿ページが開かれました。JavaScriptを使って別ウィンドウでブラウザを開く方法もありますが未確認です。投稿URL自体は変わらず使えると思います。

投稿に画像を添付するには、それぞれのプレイヤーにスクリーンショットを撮ってもらうか、imgerなどの外部サービスを使う方法があります。それについては省きます。

各種SNSのロゴやアイコンは、規約によって変形NGだったり、余白が必要だったりするので注意しましょう。


X(Twitter)

https://twitter.com/intent/tweet?text=ゲームをクリアしたよ!&url=https://unityroom.com/games/prison&hashtags=unity1week

コメントやURL、ハッシュタグを任意でつけることが出来ます。以下のようにノードを繋げれば、スコアをコメントに入れることができます。

上記のように繋げるとこんな感じになります。リンクカードの表示の有無はサイトの設定によります。

ロゴはこちらからダウンロードできます。

上のグラフのボタンをテストできるようにしました(テキストのみ若干改変)↓ 作業製品で確認できます。


Missky

Misskyは公式が共有ボタンのURL制作ツールを公開してくださっています! 便利!!

この生成リンクをそのまま利用すれば良さそうです。リンクからはサーバー選択画面に飛ぶので、どこのサーバーでも安心です。

アイコンはこちらからダウンロードできます。


Bluesky

https://bsky.app/intent/compose?text=ゲームをクリアしたよ!%20%23ahoge%20https://unityroom.com/games/potechi

蝶のマークが特徴的なBluesky。URLエンコードでは「%20」が半角スペース、「%23」が#(ハッシュタグ)……らしいです。

リンクカードが表示されずしょんぼり……(サイトによります)

こちらのページの一番下のメディアキットからアイコンをダウンロードできます。


Threads

https://www.threads.net/intent/post?text=ゲームをクリアしたよ!%20https://unityroom.com/games/potechi

格調高いSNSのイメージがあるThreadsでゲームのシェアが行われているか定かではありませんでしたが、今回初めてエゴサしたら自作ゲームのポストがあったので大丈夫だと思います! ありがたい!!

ハッシュタグの機能があるのかについてはよく分かっていません……。

ブランドロゴはこちらで規約確認後にダウンロードできます。


Facebook

https://www.facebook.com/sharer.php?u=https://unityroom.com/games/potechi

未知の領域です。禁止事項が多いため要注意です。


テキストをコピーさせる

全てのSNSへのシェアボタンを作るのは難しいです。ゲームのURLをクリップボードにコピーしてもらい、そのまま貼り付けるようにすると楽かもしれません。

Set System Copy Bufferで任意のテキストがクリップボードにコピーされます。汎用性がありそうです。

おわりに

以前参加したゲーム制作イベントで、やりすぎなくらいシェアボタンがある作品をお見かけし、いつか真似してみたいと思い今回まとめてみました。

この記事を作るにあたり、初めて登録するSNSがいくつかありました。もしやと思い自作ゲームをエゴサしたところ、感想ポストを拝見してもう感激!! 全てのSNSを確認するのは難しく、積極的なエゴサや反応は出来ていませんが、こうして遊んでいただいているのを確認できると嬉しくなります。ありがたい!!

シェアボタンを作るのはそれなりの手間だし、なんだか気後れしてしまうこともあり省きがちです。しかしプレイヤーとして良いスコアを獲って自慢したいときや、良いゲームをシェアしたいときにこういったボタンがあるとやっぱり便利です。

Xが炎上する都度、色々なSNSへの分散や個人サイトが流行るといった願望を呟く人たちが見受けられます。個人サイト復権はまあなさそうですが、色々なSNSに対応できたほうが良さそうです。

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